Web広告の成果、出せていますか…?
実は広告側の改善を頑張っても、成果に繋がらないケースは少なくありません。
管理画面をひたすら触って途方に暮れるのは、我々支援会社の悪いクセかもしれません…
今回はLPOツールを活用し、時間とコストを削減しながらクライアントと自社の利益を改善する方法を共有します。
LPOツール『dejam』の一次代理店でありオフィシャルパートナーでもあるニュープレス株式会社が執筆しています。
(画像引用元:https://leango.co.jp/dejam/)
そもそも『LPO』とは
そもそも『LPO』とは「ランディングページ最適化」の略で、広告の遷移先であるLPをブラッシュアップし、コンバージョンを最大限に増やす施策のことをいいます。
LPOには大きくわけると2つの改善方法があります。
- ページが読み込まれる前の改善
- ページが読み込まれた後の改善
詳しくみていきましょう。
1. ページが読み込まれる前の改善
要するにページスピードの改善です。
ソースコードや画像の容量など、ユーザーが目に見えない箇所のテコ入れをしていきます。
具体的には下記のようなタスクを行われることが多いでしょう。
- ソースコードの短縮
- 画像の軽量化
- 画像の拡張子を変更(WebPなど)
- 画像の遅延読み込み
- レンタルサーバーの設定変更
など
SEOにおいてページスピードは重要指標とされていますが、LPではあまり意識している広告主さんは多くない印象です。
「ページの読み込みに3秒以上かかると50%のユーザーが離脱する」ともいわれています。
しかもGoogle社の調査の結果です…
新しい分析によると、モバイルのランディング ページを完全に読み込むのにかかる平均時間は 22 秒です。しかし、モバイル サイトの読み込みに 3 秒以上かかると、訪問の 53% が放棄されます。それは大きな問題です。
Google社『モバイル ページの速度に関する新しい業界ベンチマークをどのように達成するかを確認する』
つまり広告費の半分が無駄になるということですので、必須の対策といえるでしょう。
スピード対策については、Google社が無料で提供している『PageSpeed Insights』を活用することで、Webサイトやランディングページの改善案を抽出することができます。
実装は制作会社やエンジニアに依頼しましょう。
2. ページが読み込みれた後の改善
一方でこちらでは、ユーザーが直接目に見える箇所の改善を行います。
具体的には以下のような施策が考えられるでしょう。
- デザインの変更
- キャッチコピーの変更
- CTAの追加
- ポップアップの実装
- お問い合わせフォームの最適化
など
デザインや導線の整備、EFO(お問い合わせフォームの最適化)など幅広い改善があります。
広告代理店・Webマーケ会社の現状
広告代理店およびWebマーケティング支援会社は、主にWeb広告を使ってLPを活用しています。
つまりクライアントの広告運用を代行しているわけですが、あなたが代理店側の方であれば、以下のようなことで悩んでいませんか…?
- 広告主のパフォーマンスが上がらない
- 業務過多で管理画面側の改善しかできていない
- 運用代行のみの受注なので客単価・利益率が低い
- デザイナーやコーディング人材がいない
- 外注費やコミュニケーションコストがかさむ
順番に見ていきまししょう。
広告主のパフォーマンスが上がらない
広告代理店の仕事は広告を活用し、広告主の利益を最大化することです。
しかし、詳しくは後で述べますが、広告管理画面側の設定や改善だけで飛躍的なパフォーマンスを叩き出すことは簡単ではありません。
業務過多で管理画面側の改善しかできていない
基本的に支援会社の担当者は多忙です。
広告運用担当者であれば1人あたり30〜50件のアカウントを担当しているはず…
- 広告レポートの作成
- 広告文の作成や入稿
- 計測設定や発火確認の対応
- 緊急時のクライアント対応
などに追われており、商材の理解や競合調査、LPの提案などを行う余裕はありません。
運用代行のみの受注なので客単価・利益率が低い
広告運用の手数料は高くても広告費の20%なので、利益率も同じ水準になる代理店および営業担当がほとんどでしょう。
またキャッシュフローもよいはずがなく、いわゆる”オイシイ案件”ではないかもしれません。
デザインやコーディング人材がいない
またデザイナーやコーダーが在籍していない支援会社もあり、この場合は外注せざるを得ません。
外部業者に依頼するとスピーディーな対応が難しく、コミュニケーションコストがかかるため、担当者の疲弊や広告主の不満が増すリスクがあります。
外注費やコミュニケーションコストがかさむ
また外部にLP修正などの制作を依頼する場合は、小さな修正でも外注費がそこそこかかります。
利益率が下がり、PDCAを回すのが億劫になるという負の循環が始まってしまいます。
コンバージョンの法則
あなたは広告の成果を上げようと広告管理画面の改善ばかり行っていませんか?
「広告の効果を上げたいんだから当然でしょ?」と思われたかもしれません。
逆説的ですが、広告の改善をしても広告のパフォーマンスが必ず上がるわけではありません。
下記が、私が考える『コンバージョン最大化の法則』です。
CVの発生=質の高いユーザー×質の高いLP
つまり「質の高いユーザーを質の高いページに誘導しなければCVは発生しづらい」ということ。
もう少し解説します。
質の高いユーザーにリーチする
ここでいう「質の高いユーザー」とは、広告主の商品もしくはサービスを購入する可能性が高い人のこと。
資料請求や問い合わせでも問題ありません
具体的には、同じ商材などを検索している『顕在層』や、既存顧客と極めて近い属性を持っているなどの『潜在層』が挙げられます。
前者は主に『リスティング広告』、後者は『Meta広告(旧:Facebook広告)』などでアプローチできますが、ここでは割愛します。
質の高いページに誘導する
「質の高いページ」とは、見込み客を成約させるパワーのあるLPのこと。
要は営業マンのようにセールスをしてくれて、我々が休んでいるときにもユーザーに購入を促してくれるような良質なページです。
綺麗なページをつくるだけでコンバージョンは出ず、下記のような取り組みが必要です。
- 3C分析を行う
- 上記をワイヤーフレームに落とし込む
- 売れるデザインをつくる
- ヒートマップを埋め込んで解析する
- ABテストを行う
- ヒートマップやABテストに基づきLPOを行う
- 分析と改善を繰り返す
上記のようなLP側の検証や改善が全くできていない広告主や代理店が大半でしょう。
ちなみにLPは以下のように2つの意味がありますが、今回は後者(2)の定義を指しています。
- 遷移先ページという
- 1枚ものの長い縦長ページ
LPOツール『dejam』でワンストップ解決
かくいう筆者も支援会社側の人間ですので「LPOなんてやる時間がない」という気持ちはわかります。
というか、私も同じでした。
しかし、社運を賭けて、あるLPOツールを導入したら、すべてが変わりました。
「業務効率化」とか「効果改善」といったレベルではなく、、
新規事業が、できました。
- LPOコンサルティング
- LPO代行
- Web制作
といった事業が、LPO初心者でもできるようになります。
導入したのは『dejam』というツールですが、ざっくり機能を解説します。
『dejam』のポイントは「LPの分析だけでなく、改善までをワンストップで行える」ということでしょう。
実務まで行えるのが他のヒートマップと全く異なる点です。
LP検証:数種類のヒートマップ分析
とはいえヒートマップも重要。
『dejam』では下記のようなヒートマップ解析ができます。
- クリック分析
- 熟読分析
- 離脱分析
など
2画面を合わせて比較ができたり、ヒートマップだけでも十分すぎるほどの機能とストレスのないUIで満足してしまいます。
これをクライアントに提出してアドバイスをするだけも正直コンサルっぽくなります。
LP改善:ノーコードでサイト改善
現在では、ポップアップをデザインし、条件ごとに出現させることができます。
またベータ版ですがサイトの要素の書き換えも可能。
テキストデータの書き換えや、画像およびリンク先URLの差し替えもノーコードでできちゃいます。(控えめに言ってすごすぎる)
また今後はCTAの設置などもできるようになるそうです。
今後もアップデート情報が楽しみです。
(2023年7月14日現在)
ABテストでのPDCA
また簡単にABテストができるので、広告でPDCAが回せます。
例えば、50%のユーザーだけにポップアップを見せたり、別ページにリダイレクトさせたりできます。
ノーコードで簡単に設定できるのが不思議すぎる。
利益アップ:改善を制作費として受注
あなたが支援会社側の方の場合、ある程度自由な価格設定をし、エンドクライアント様に提案・販売することができます。
- 例えばポップアップの作成や実装を『制作費』として50,000円で受注する
- LPOコンサルティングとして月30,000円の契約をする
- ヒートマップを1PVあたり1円で販売する
など商品設計することが可能。
これで運用代行の利益率が低い問題を一瞬で解決できますよ。
継続率アップ:成果が出るので
そもそも『dejam』をきちんと活用できれば、コンバージョン率が引き上がります。
そうすると獲得単価が改善し、以前と同じ広告費でもコンバージョンが増えるでしょう。
クライアントの売上が伸びれば(ROASが改善すれば)、継続率のアップや広告費の増額となるでしょう。良い循環が生まれます。
工数を削減しつつLTV最大化
魔法のような話ですが、LPOにかかる工数やコストを大きく削減し、エンドクライアントと自社、双方の利益を最大化できるのが『dejam』の魅力です。
非常に優れたツールなので、費用はかかりますが、覚悟を決めて導入してほんとうによかったです。
料金が上がる前に一度コンタクトをとっておくのがオススメです。
事業会社・エンドクライアントにもおすすめ
『dejam』は広告主さま側も活用できるツールです。
代理店経由での導入もいいですが、規模が大きい企業の場合は直接契約するもの手段の一つでしょう。
まとめ
余計なことは言いません。
広告を運用しているなら『dejam』を入れましょう。
そして驚くことに、これはいわゆる”案件”ではありません。