【実店舗向け】Googleのローカルキャンペーンでオフライン集客をしてみよう

コロナで実店舗への集客が難しい現代。

まさに対コロナ対策のためにあるといっても過言ではない広告媒体があります。

その名もGoogle広告!

Google広告の知名度はかなり高いですが、その中の配信方法で、有益なのに知られていない広告手法があります。

今回はオフライン集客を加速させる『ローカルキャンペーン』について解説します。

ローカルキャンペーンの目的

繰り返しになりますがローカルキャンペーンとはオフライン、つまり実店舗の集客を強化するための広告です。

具体的には下記の行動を促進します。

  • 来店
  • 電話ボタンタップ
  • ルート案内

Web上の購入や問い合わせでなく、実際の行動を強化できる広告媒体は非常に珍しいため、使わない手はないと思います。

ローカルキャンペーンの5つのメリット

続いて、ローカルキャンペーンのメリットを紹介していきます。

メリット① 配信面の質が非常に高い

ローカルキャンペーンはGoogleマップをはじて、Google関連の媒体をメインに配信されます。

具体的な配信面は以下の通りです。

  • Googleマップ
  • YouTube
  • Google検索
  • Googleディスプレイネットワーク

Googleディスプレイネットワークも配信対象のため、各種Webサイトにも配信されます。

しかし、Googleのメディアに多く出る傾向があるため、貴社の広告が一等地に出る可能性は高いでしょう。

メリット② コストがかなり安い

ローカルキャンペーンはコストが安いのもメリットの1つです。

課金方式はクリック課金(CPC)。

クリック単価で見ると極めて安いわけではありません。

しかし、クリックや動画の再生など、あらゆるアクションにかかる平均費用は2〜3円で収まることもあります。

チラシの代替案・補完として活用すれば低単価で、さらなる費用対効果が見込めます。

またオフライン集客であってもオンライン(Web)でアプローチしているわけですから、配信結果が見れるのも大きな魅力です。

メリット③ 動画も流せる

先ほど配信面としてYouTubeがあった通り、動画も配信できます。

小さな広告枠でなく、インストリーム(メインの画面)で流せるため、ブランディング効果はてきめんでしょう。

再生単価もYouTube広告より安くなるケースが見受けられるので、店舗をお持ちであれば、やらない手はありません。

メリット④ 顕在層と潜在層の両方に配信できる

顕在層と潜在層の両方にアプローチできるのもレアなポイントです。

  • 顕在層:検索して自ら情報収集しており購買意欲が強いユーザー
  • 潜在層:特にアクションは起こしていないが将来顧客になる可能性があるユーザー

積極的にリサーチをしている『顕在層』にはGoogle検索やGoogleマップで検索している際にリアルタイムで広告が配信されます。

一方で『潜在層』については動画視聴時やネットサーフィンをしているタイミングでアプローチできます。

双方に対してバランスよく配信できる媒体はほとんどないため、テスト的に少額で配信してみるのがオススメです。

メリット⑤ 設定・運用が簡単

Google広告初心者でもローカルキャンペーンであれば独学で運用ができるでしょう。

設定項目がかなり少なく、Google広告の機械学習が自動的に運用してくれるためです。

軽く初期設定をすれば、ほとんど放置しているだけで効率的な配信ができます。

補足:来店も計測できる場合がある

広告を見た人が店舗へ来店したかを見ることができます。

この来店計測については条件がかなり厳しく、必ずしも実機できるわけではありません。

ローカルキャンペーンの4つの注意点

一方でローカルキャンペーンを実施する際の注意点も共有していきます。

注意点① Googleマイビジネスとの連携が必須

ローカルキャンペーンは主に店舗周辺にいるユーザーに対してアプローチします。

そのため店舗情報と連携させなければいけません。

具体的にはGoogleマイビジネスとGoogle広告をリンクさせてから配信設定をします。

Googleマイビジネスは店舗集客には欠かせないサービスであり無料で使えるので、まだ活用できていない場合は是非今すぐスタートしましょう。

注意点② 入札戦略が選べない

マニアックな話になるため、専門職以外の方はスルーでOK。

ローカルキャンペーンの場合、入札戦略は『コンバージョンの最大化』のみになります。

目標コンバージョン単価の設定もできません。

通常、リスティング広告などにおいてコンバージョンといえば購入や申し込み、予約などになるかと思います。

一方でローカルキャンペーンにおけるコンバージョンは下記のようなアクションです。

  • 通話ボタンクリック
  • ルート案内
  • 来店

オフラインでの行動を促進するため、通常のWeb広告とは制約の定義が違うのも押さえておくべきポイントになります。

注意点③ 動画がないと実施できない

先ほどローカルキャンペーンはYouTubeでも配信できる、とお伝えしました。

こちらは任意ではなく必須です。

そのため動画素材がマストになり、持っていない場合、ローカルキャンペーンは実施ができません。

動画の長さに規定は特にありませんので、その点はご安心ください。

注意点④ 細かい分析が難しい

細かい分析ができないのも懸念点の1つかもしれません。

他のGoogle広告と違って年代や性別ごとに配信結果が見れません。

Web広告なので数値が見れるのはメリットですが、オフラインの行動を追っており掘り下げて解析ができないのは惜しいポイントです。

ローカルキャンペーンの予算感

Web広告には最低出稿額が設けられているケースが多いです。

広告代理店などを通さないと配信できない媒体になれば50万円〜100万円の広告予算がないと実施できないことも少なくありません。

一方でGoogle広告は最低出稿金額がないため、極論、月1,000円などでも運用ができます。

(安すぎるとやる意味もないですが)

ですので、まずは月1〜2万円から始めてみるのがよいでしょう。

月10万円出せば運用してくれる代理店もあるかと思います。

あなたのWeb担では、10万円未満での運用代行も可能ですので、良ければお問い合わせフォームよりご相談いただけますと幸いです。

まとめ

ローカルキャンペーンはオフラインの集客を低コストでできるWeb広告です。

デジタル施策なので配信結果が分かり、運用も簡単なため独学でも始められます。

コロナ禍において実店舗をお持ちの企業さまは今すぐ始めるべきでしょう。

まずは数万円からのテスト配信がオススメです。