【結論】コンバージョン(CV)が出るのは、結局どのWeb広告なのか

デジタルの世界でも、今やあらゆる広告媒体が溢れています。

広告会社から営業の電話がかかってきたり、ご自身で施策を練ってみたりしても、本当に効果が見込めるのか分かりづらいですよね。

認知やイメージアップなどブランディング的な側面で効果があっても、売上に直結するとは限りません。

そこで今回はCVが出やすい、つまり刈り取りができるWeb広告施策を紹介していきます。

CVが出るのは検索系

結論から申し上げますと、検索系の広告が売上や申し込みアップに繋がりやすいです。

つまりCV(コンバージョン)が出やすい、ということですね。

具体的な施策は下記の通りです。

  1. リスティング広告
  2. ショッピング広告
  3. ローカル検索広告

いずれもユーザーが検索という行動をとった際、検索結果に広告がリアルタイムで表示されます。

貴社の商品やサービスに関連する情報を積極的に調べているユーザーにだけ広告を出せるため、他の媒体での配信よりも遥かに高い成約率を見込めるでしょう。

各施策を順番に見てみましょう。

1.リスティング広告

売上アップに欠かせないのがリスティング広告。

検索広告や検索連動型広告とも呼ばれます。

配信面はGoogleやYahoo!の検索結果です。

大手企業はほとんど実施しているといっても過言ではありません。

ユーザーを刈り取り、顧客に転換させる力が最も強いのが、このリスティング広告です。

2.ショッピング広告

ショッピング広告も同じくGoogleやYahoo!の検索結果に広告が配信されます。

ただ配信面におけるリスティングとの違いが3つあります。

1. 商品画像も表示される

ショッピング広告は商品画像をはじめ、値段やメーカー名なども表示されます。

つまり視覚的にも訴求できるため、しっかり広告を見たユーザーだけがクリックをしてサイトに入ってきます。

そのため購買意欲の強い人だけを流入させることができ、無駄な広告費が発生しづらい仕組みになっています。

2. 一等地に広告が配信される

検索結果の1番上や右側に広告が配信されます。

リスティングではページの1番下に出るケースもありますが、ショッピング広告の場合、基本設定では一等地にしか出ません。

良い面にのみ配信されるとブランディング効果もあり一石二鳥です。

3. 検索結果以外にも広告が出る

デフォルトでは検索結果の一等地とショッピングタブの2つにのみ配信されます。

ですが詳細設定をすれば下記の広告枠にも出すことができます。

  • YouTube
  • Gmail
  • ディスプレイネットワーク

上記配信面も活用すれば、より多くのユーザーにリーチし、取りこぼしを防ぐことができるでしょう。

3. ローカル検索広告

最後はローカル検索広告です。

リスティング広告のGoogleマップバージョンと思ってもらえれば分かりやすいでしょう。

つまりGoogleやGoogleマップで近隣の店舗を検索した際、マップ上の検索結果上位に広告を表示できます。

こちらのローカル検索広告は単独で実施できず、リスティング広告を配信していると追加で設定が可能となります。

また、Googleマイビジネスとの連携が必須になりますので、ご注意ください。

YouTube広告も可能性あり

最近ではYouTube広告でもコンバージョンが獲れる、と話題です。

基本的にYouTube広告は認知の拡大や興味の喚起、イメージアップなどが目的で活用される広告です。

しかし、コンバージョン目的で実施できるキャンペーンも存在します。

具体的にはTrueViewアクションキャンペーンや動画アクションキャンペーンです。

仕組みがやや複雑なので、今回は解説を控えます。

また、YouTube広告でCVを刈り取るには、特定の条件を満たしていないと実現が困難です。

関心があれば、是非チャレンジしてみてください。

下層ファネル施策もオススメ

ディスプレイ広告、つまりバナーを使って購買意欲の強いユーザーへリーチするのもオススメです。

これまで紹介してきた検索系よりも刈り取る力は弱いですが、比較的低単価で運用ができるため費用対効果は劣りません。

具体的にはカスタムオーディエンスという施策です。

カスタムオーディエンスには下記のように複数の機能が備わっており、特定のターゲットにのみ広告を配信することができます。

  • 特定のキーワードを検索した人
  • 特定のキーワードに興味関心が強い人
  • 特定のアプリをインストールした人
  • 特定の場所を訪れた人

上記のようなユーザーは購入や申し込みといったCVに近い位置(下層ファネル)にいるため、バナーでも刈り取りが見込めます。

厳密には類似ユーザーにも配信される(場合によってはほとんど類似)ので、その点は押さえておきましょう。

リマーケティングも活用しよう

王道ですが、やはりリマーケティングも使えます。

いわゆる追跡型広告です。

その名前の通り、一度自社のサイトに訪れたユーザーに対して再び追いかけて広告を出す手法。

競合他社と商品を比較検討している段階でアプローチできるので、取りこぼしを防ぎやすいのがメリットです。

まとめ

購入や申し込み、問い合わせなど、具体的なアクションを増やしたい場合は検索系の広告が向いているでしょう。

また、工夫をすればYouTube広告やディスプレイ広告でもコンバージョンは十分に狙えます。