大半の大手広告媒体ではエリア指定の機能が搭載されています。
つまり東京23区のみに配信するなどの設定が可能です。
しかし全媒体が全ての都道府県・市区町村を網羅しているわけではありません。
今回は実体験に基づいて私がGoogle広告の闇を暴いていきます。
Google広告では”原則”市区町村指定ができる
Google広告では基本的に都道府県と市区町村でのエリア配信設定が可能です。
Yahoo!広告やFacebook広告など大手プラットフォームの広告配信においても、都道府県・市区町村のターゲティングは実装されています。
Google広告ヘルプを参照しても、高度かつ詳細なエリア設定ができることが分かるでしょう。
一部の市区町村は指定できない
基本的に都道府県・市区町村の指定ができるということは、裏を返せば一部は設定が不可能ということです。
今からお話するのはGoogle広告についてです。
地域設定の画面に行き、任意の地域を入力すれば候補のエリアが現れます。それをクリックすると選択できるのですが、私の経験ですと一部市区町村が対応していません。
例えば『大阪市淀川区』は指定できるのに『大阪市中央区』は選べないようです。
上記はいずれも●●市●●区という同じ階層にあるにもかかわらず、選べるケースと選べないケースがあります。
後から気づくと計画が台無しになりますし、代理店の場合はクライアントに説明がつかないため、かなり注意が必要でしょう。
一部の市区町村が未対応な理由
なぜ一部設定できない地域があるのかをGoogle広告サポートに問い合わせてみました。
結論からお伝えすると「仕様上できない地域がある」との回答が。
理由としては「Google広告が全世界で利用可能なプラットフォーム」とのことですが、何ともしっくりきません(笑)
要するにシステムの問題と思うので、我々は潔く諦めるしかないようです。。。
指定できない市区町村があったときの対処法
もしこのような壁にぶち当たってしまったときは、今から紹介するいずれかの対処法を取るのがオススメです。
媒体を変更する
まずは思い切って媒体を変更することです。
面倒ですが「リスティングをやりたい!」という感じあればYahoo!に切り替えても問題ありません。
また「富裕層に配信したい!」のであればFacebook広告を活用するのも1つの手でしょう。
融通が効く場合は媒体を変えましょう。
半径指定で代替する
次は媒体を変えずにエリアの指定方法を工夫する方法です。
Googleでは都道府県と市区町村に加えて、半径指定ができます。
つまりある地点にピンを立て、そこから半円状にターゲティングをする方法です。
注意点としては最低1kmからの指定となるので、非常に細かなターゲティングはできません。
Google広告ヘルプの担当者さんには代替案として、この半径指定をご紹介いただきました。
まとめ
Google広告では一部、市区町村指定ができません。
プラットフォームごとに特性が異なり機能も複雑なため、どうしても見落としが発生してしまいます。
今後もこのような情報を発信してまいりますので引き続き宜しくお願い致します。