リスティング広告には悩みがつきものです。
- 分析をしてアカウントを設計した
- キーワードもきちんと設定した
- 広告文の反応もよい
にもかかわらず、コンバージョンだけが出ない。
このような状況はよくあるにも関わらず(筆者も多々経験済み)意外と情報がネット上に落ちていないのです。
今回はクリック率が高いけど、コンバージョンが出ない場合の対処法について解説していきます。
1. キーワード設定に問題がある
まずはキーワード設定が問題があるケース。
つまりサイトに呼んでくるべきユーザーを誘導できておらず、実は購買意欲の低い人に対して広告費を払ってしまっているということです。
そのため過去の数値を振り返って、キーワードの再設定と除外設定することをオススメします。
コンバージョン率に加えてCV数やCPAも見つつ精査するのがよいでしょう。
加えて、特に部分一致で運用している場合は、除外キーワードを必ず設定するようにしてください。
またディスプレイ広告(バナー)や動画の場合はそれらに原因があることになります。
ただCVが狙えるのは主に検索広告です。
広告メニューごとの役割を理解を深めつつ広告戦略を設計するようにしてくださいね。
2. 広告に問題がある
続いては広告見出しや広告文に問題があるケースです。
こちらは訴求内容がズレており、ターゲット層の関心を引きつけることができていません。
また訴求内容がズレていれば、流入するユーザー層もズレてきます。
見込み度の低い人たちが広告をたくさんクリックしていますので、管理画面上はCTRが良く問題がないように見えるでしょう。
しかし質の低いユーザーに対して広告費を使い続けている状態なので、至急改善が必要です。
3.ランディングページに問題がある
広告をクリックした後に飛ばすページの設定に問題があるケースです。
企業サイトのトップや、いきなり商品の詳細ページに誘導している場合は修正しましょう。
広告の遷移先ページは縦長の販売ページに飛ばす必要があります。でないとコンバージョンはほぼ出ません。
加えてLPには2つの意味があります。
- 広告の飛ばし先という意味
- 縦長の販売用ページという意味
詳しくは下記にて解説しています。
4.コンバージョンのハードルが高すぎる
そもそもコンバージョンのハードルが高すぎるケースも例外的にあるかもしれません。
例えばBtoCの配信で1,000万円の商品を広告費10万円で売ろうとしてるケースなどが挙げられます。
この場合、CVのハードルがあまりにも高すぎます。
- 不動産の購入
- 医者や薬剤師の採用
- 高級健康食品のサブスクリプション申し込み
などもCV設定が重たすぎます。
上記に近いまたは当てはまる際は、資料請求や問い合わせ、電話などにCVの定義を置き換えてコンバージョンのハードルを下げましょう。
適切なCVを設定しなければ成果はできませんし、分析や検証の材料も取れなくなってしまいます。
まとめ
リスティングなどの運用広告において、CTRは高いのにCVが出ない状況は時々発生します。
一度立ち止まって考えれば、下記のいずれかに当てはまるはず。
- キーワード設定に問題がある
- 広告に問題がある
- ランディングページに問題がある
- コンバージョンのハードルが高すぎる
順番にチェックし改善ができれば徐々に数値は改善されるでしょう。
是非一度、貴社のアカウントをじっくり分析してみてください。