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SEO会社の選び方|中小企業が失敗しない発注チェックリスト

SEO会社の選び方|中小企業が失敗しない発注チェックリスト

「自社のWebサイトからもっと集客したいが、どのSEO会社を選べばいいのか全くわからない」
「『SEO対策で上位表示を狙います』と言われても、何を基準に比較すればよいのか判断がつかない」

このような悩みを抱える中小企業の経営者やマーケティング担当者は非常に多いです。特に中小企業ではWebだけの専任担当者を置く余裕がなく、経営者自身や営業、総務のスタッフが他の業務と兼任しているケースが珍しくありません。

そのため、SEO会社から専門用語ばかりで説明をされると、提案の良し悪しを客観的に判断するのが難しくなってしまいます。

この記事ではSEO会社を選ぶときに最も大切な「自社の目的・予算・社内体制」に最もマッチするパートナーを見極める方法を解説します。

この記事でわかること

  • 中小企業がSEO会社選びで失敗しやすい理由とよくある失敗事例
  • SEO会社に相談・依頼する前に自社内で最低限整理しておくべき5つの準備
  • 自社の課題に合わせて選ぶべき「SEO会社のタイプ別」の特徴と違い
  • 契約前に必ず確認すべき提案書・見積書・契約条件のチェックリスト
  • 「必ず1位にできます」と断言するなど、契約を避けるべき危ないSEO会社の見分け方

もくじ

SEO会社選びで中小企業が失敗しやすい理由

SEO会社選びで中小企業が失敗しやすい理由

なぜ多くの経営者や担当者が、SEO会社選びでつまずいてしまうのでしょうか。それはSEOという分野が極めて専門性が高く、外部から施策の具体的な中身や良し悪しを評価しにくいという性質を持っているからです。

営業担当者から「このキーワードで順位が上がります」「サイトへのアクセス数が倍増します」と言われると、非常に魅力的に見えてしまいます。

しかし、ここに大きな罠が潜んでいます。どれほど特定のキーワードで検索順位が上がり、サイトへのアクセスが増えたとしても、それが自社のターゲット層でなければ、最終的な問い合わせや売上には1件も繋がりません。

中小企業の多くは社内にSEOの専門知識を持つメンバーがいないため、実務をSEO会社に「丸投げ」しがちです。目的やKPI(重要業績評価指標)を曖昧にしたまま契約を結んでしまうと、数ヶ月後に「成果が出ているのかどうかすら会社側で判断できない」という事態に陥ります。

さらに契約期間や解約条件を確認せずにサインをしてしまい、全く成果が出ない施策に対して毎月費用を支払い続けなければならないケースも後を絶ちません。

Information

SEO会社がアピールする「過去の実績」も、それが自社と近い業種・規模・目的のものなのかを厳密に見極めなければ、全く参考にならないことを知っておく必要があります。

よくある失敗例

実務の現場で中小企業から特によく寄せられる、SEO会社選びの典型的な失敗例をまとめました。

よくある失敗例

  • 月額費用は毎月支払っているが、会社側が今具体的に何をしてくれているのか作業内容が見えない
  • 送られてくる月次レポートが専門用語やグラフばかりで、自社のビジネスにどう貢献しているのか理解できない
  • 指定された通りにブログやコラム記事は増えたが、肝心の問い合わせや商談数は全く増えていない
  • 「狙ったキーワードで順位は上がっています」と言われるが、売上には一切繋がっていない
  • 契約時の優秀な営業担当者に惹かれて発注したが、契約後に実務を任された運用担当者の対応の質が著しく低い
  • 最低契約期間(縛り)が長く設定されており、成果が出ないことが分かっても途中で解約させてもらえない
  • 月額数万円の格安プランを契約したが、実際には自動の順位チェックツールを回されているだけで、具体的な改善提案やサイトの改修をほとんどしてもらえなかった
  • サイトの内部改修が必要だと言われたが、その修正作業にかかる追加費用が想像以上に高額で実行できなかった

SEO会社選びで見るべきなのは「会社名」ではなく「支援内容」

「テレビCMで見かける大手だから」「有名企業の支援実績が豊富だから」という理由だけでSEO会社を選ぶのは中小企業の実務においてはおすすめできません。

大企業のサイトを支援して成果を上げたノウハウや施策は潤沢な予算、社内の専任Webチーム、すでに高いドメイン権威(サイトの強さ)を持っていることが前提となっています。

そのため、予算もリソースも限られている中小企業が同じ施策を真ねしても、費用倒れになるか、成果が出る前に予算が尽きてしまいます。

中小企業のSEOにおいて最優先すべきなのは無駄なアクセスを集めることではなく、限られた予算の中で「いかに早く、確実な問い合わせや商談、売上に繋がるキーワードを狙い撃ちできるか」です。

Information

ランキングやネームバリューに惑わされず、自社の等身大の目的に合わせた「具体的な支援内容」を泥臭く見極めることが大切です。

「おすすめのSEO会社55選!」という趣旨の記事に気をつけるべき理由

「おすすめのSEO会社55選!」みたいな記事はよくあります。

しかし、冷静に考えてそんなにたくさんおすすめの会社があるわけがありませんし、55社に実際に依頼しているわけがありません。

筆者 よしだ

55社に依頼しなければいけないほど上位表示できないなら、もうそれは呪われています。笑

つまり「自社の記事をSEO上位に上げたいから、他社のサイトの情報を見ながら書いただけの、実体験に基づかない記事」である可能性が高いということです。

もちろん「SEO会社の選び方」「SEO会社を選ぶときの注意点」といった項目は参考にはなります。しかし「競合他社をたくさん紹介してボリュームを稼ぎ、パワープレーで上位表示している」だけなので、そこで紹介されている会社が必ずしも良いSEO会社とは限らないことは、覚えておいた方がいいでしょう。

Danger

「東京でおすすめの焼肉屋135選!」という記事があっても「あなた絶対行ってないでしょ」と思うのと同じ理屈ですね

SEO会社に相談する前に自社で整理すべきこと

SEO会社に相談する前に自社で整理すべきこと

SEO会社選びで失敗しないためには問い合わせや相談を行う「前の準備」が何よりも重要です。

自社の集客目的や予算, 社内の体制が曖昧なまま複数のSEO会社に相談してしまうと、相手から提示された提案書の良し悪しを比較できず、結果として「営業トークが一番上手な会社」に流されて丸投げする形になってしまいます。

事前に自社内でクリアにしておくべき5つの項目を整理します。

1. SEOで増やしたい成果を決める

SEO対策の真の目的は特定のキーワードの検索順位を上げることで終わりではありません。上位表示させた結果として、最終的に自社のビジネスにおける「何の成果(成果物・行動)」を増やしたいのかを明確にします。

何を増やしたいのかによって、狙うべきキーワードの選定方法も、サイト内に新しく作るべきページの構成もガラリと変わるからです。自社のビジネスモデルに合わせ、以下の表を参考に「見るべき成果」を設定してください。

会社・サイトの目的実務で追うべき具体的な成果(KPI)
問い合わせを増やしたい(BtoB企業など)新規問い合わせ数、資料請求数、問い合わせからの商談化率
資料請求を増やしたい(リード獲得)ホワイトペーパーなどの資料ダウンロード数、新規獲得リード数
採用応募を増やしたい(採用サイト)採用特設ページへの流入数、自社サイトからの直接応募数・エントリー数
店舗集客を増やしたい(地域密着型ビジネス)来店予約数、電話タップ数、Googleビジネスプロフィール(MEO)経由の行動数
ブランドの認知を増やしたい検索流入数(オーガニックセッション)、会社名やサービス名での「指名検索数」

2. 優先して伸ばしたい商品・サービスを決める

SEO会社に対して「とにかく自社のHP全体のアクセスを増やしてほしい」と丸投げの相談をしても、焦点のボヤけた、費用対効果の低い提案しか返ってきません。相談前に「自社が今、どの特定のジャンルの商品やサービスを最優先で伸ばしたいのか」を1つか2つに絞り込んでおきます。

  • 利益率が特に高く、1件決まったときのインパクトが大きいサービス
  • 競合他社がまだ少なく、自社の強みを打ち出しやすい新商材
  • 既存顧客からのニーズが非常に強く、ネット上でも検索されていそうなサービス

すべての取扱商品で同時に上位表示を狙おうとすると、中小企業の予算や期間は分散してしまい、どれも中途半端な結果に終わります。

Information

まずは「このサービスの集客を成功させる」という突破口を決めておくことが、確実な成果を出すための実務の定石です。

3. 月額予算と投資回収ラインを決める

SEOは広告とは異なり、施策を打ってから検索エンジンに評価され、アクセスや成果として積み上がってくるまでに「数ヶ月〜1年以上」の時間がかかる長期的な投資施策です。そのため、途中で予算切れを起こさないよう、毎月無理なく支払える月額予算の上限を設定しておく必要があります。

ただし、ここで考えるべきなのは単に「一番安い会社を選ぶ」ことではありません。「いくらの予算を投じれば、何件の成果で投資回収(黒字化)ができるか」という投資回収ラインのシミュレーションです。

投資回収の計算例

  • SEO費用:月額30万円 × 12ヶ月 = 年間360万円の投資
  • 自社商材:平均受注単価100万円(1件あたりの利益額が90万円とする)
  • 回収ライン:年間で「4件以上」の新規受注がSEO経由で増えれば、投資額(360万円)を上回る利益(360万円以上)が出て投資回収が見える。

このように自社の客観的な商材単価や利益率から逆算して「年間で何件CV(成約)が増えれば元が取れるのか」を把握しておくと、外部への投資判断を冷静に下せるようになります。

4. 社内で対応できる作業を整理する

SEO会社へ依頼をしても、発注側の社内対応が完全にゼロ(丸投げ)で成果が出ることはありません。自社の業界の専門知識、顧客からよく聞かれる質問、過去の事例データなどは社内の人間でなければ持っていないからです。

BPO会社の進行を妨げないためにも、「社内で誰が・どのような実務対応を担えるか」の窓口体制をあらかじめ整理しておきましょう。

社内で必要となる主な実務対応具体的な対応内容
窓口担当(メイン進行管理)SEO会社との日常的な連絡、定例会への参加、必要な社内資料やデータの共有管理
記事・コンテンツの確認(検収)納品された原稿の「業界としての事実確認(ファクトチェック)」、専門情報の有無のチェック
営業現場情報の共有顧客から普段よく受ける質問、受注に繋がりやすい顧客の特徴、競合に負ける失注理由の共有
サイト改修の承認・実行権限提案されたサービスページの修正、導線(CTA)の変更、問い合わせフォーム改善の社内決済
成果のトラッキング共有発生した問い合わせの「質の良し悪し」、実際の商談化率や最終的な受注状況のSEO会社へのフィードバック

5. サイト改修が可能か確認する

SEO対策のプロセスではブログ記事を書くだけでなく、Webサイトの構造そのものを修正したり、問い合わせボタン(CTA)の位置や、入力フォームの項目を改善したりする「サイト内部の改修」がほぼ確実に必要となります。

相談へ進む前に以下の自社のサイト管理体制を確認しておいてください。

  • 自社のサイトを構成しているシステム(WordPressなど)の「管理画面の編集権限(ID・パスワード)」が社内にあるか
  • 現在のWebサイトを制作した外部の制作会社と、現在も保守契約を結んでいるか(または自社で自由にコードを書き換えても規約上問題ないか)
  • ドメインやサーバーの管理権限は誰が握っているか

もし「過去に作ったきりで管理画面のログイン情報が分からない」「外部の制作会社がガチガチにロックをかけており、1文字修正するのにも高額な費用と時間がかかる」といった状態のままだと、どれほどSEO会社が良い改善提案を出してくれてもサイトに反映させることができず、予算をドブに捨てることになってしまいます。

Information

事前の権限確認は必須です。

SEO会社のタイプ別|自社に合う会社を見極める

SEO会社のタイプ別|自社に合う会社を見極める

SEO会社といっても、支援内容は会社によって大きく異なります。取引企業の規模や現在の課題、求める専門性によって、選ぶべきタイプは明確に分かれます。

各タイプの特徴とメリット・デメリットを理解し、自社の社内リソースや課題にマッチするタイプを絞り込んで解説します。

SEOコンサル型

主にサイト全体の戦略設計、キーワードの選定、競合サイトの分析、アクセス解析(GA4やSearch Console等)に基づいたサイトの改善提案など、上流工程の「アドバイス」に特化したタイプです。

向いている企業

社内にWebデザイナーやコーダー、ライターなどの実行リソースが十分に揃っており、プロの専門的な知見や戦略だけを求めている企業。

中小企業の実務における注意点

社内に実行リソースがない場合、提案だけで施策が完全に止まってしまうリスクがあります。

記事制作・コンテンツSEO型

オウンドメディアやブログ、コラム記事などのコンテンツ企画・制作をメインに支援するタイプです。狙うべきキーワードに沿って、記事の構成案作成、ライティング、リライト(既存記事の修正)などを代行してくれます。

向いている企業

コラム記事を増やして、検索エンジンからのアクセス(流入数)を中長期的に底上げしたい企業。

中小企業の実務における注意点

記事の「本数」を増やすことだけにフォーカスしがちなため、サイト内の問い合わせ導線(CTA)やサービスページそのものが弱いと、アクセスばかりが増えて売上に繋がらないという状態に陥りやすい点に注意が必要です。

サイト改善・制作型

Webサイトの構造(内部SEO)、リンクの設計、ページの表示速度、問い合わせ導線の配置、入力フォームの改善(EFO)など、主にサイトのシステムや技術的な改修、Web制作に強みを持つタイプです。

向いている企業

自社のホームページが数年前から更新されておらず古い、問い合わせボタンが分かりにくい、スマホ対応(レスポンシブ)が不十分など、サイトの土台そのものに課題がある企業。

中小企業の実務における注意点

サイトの改修費やデザインの制作費が月額のSEOコンサルティング費用とは別に発生することが多いため、事前に費用のカバー範囲を確認しておく必要があります。

総合Webマーケティング型

SEO対策だけでなく、GoogleやYahoo!のリスティング広告、SNS広告、ランディングページ(LP)の制作、MEO(Googleマップ集客)、アクセス解析まで、Webマーケティング全般を一括して支援するタイプです。

向いている企業

Webからの集客全般を1社にまとめて任せたい、短期的に成果の出る広告と中長期のSEOを組み合わせて運用したい企業。

中小企業の実務における注意点

支援のカバー範囲が非常に広いため、月額の固定費用は高額になりがちです。自社が何をどこまで依頼するのかを明確に線引きしないと、コストパフォーマンスが低下します。

内製化支援型

外部の会社にずっと作業を丸投げするのではなく、自社の社員が自分たちでキーワード設計や記事制作、順位チェックを行えるように教育・トレーニング(伴走)してくれるタイプです。

向いている企業

中長期的に外注コストを削減したい、社内にWebマーケティングのノウハウを資産として蓄積したい企業。

中小企業の実務における注意点

担当者に指名された社員が実務作業を行うための「まとまった時間」を会社として確保してあげなければ、途中で挫折することになります。

筆者 よしだ

弊社(ニュープレス)はこのタイプに該当します。気になる方はぜひ気軽にお問い合わせください。私が担当させていただきます。(突然の売り込み)

格安SEO型・成果報酬型

月額数千円〜数万円という非常に安価なプランを提示する「格安SEO型」や、特定のキーワードが検索結果の10位以内にランクインした日数に応じて費用が発生する「成果報酬型」です。

向いている企業

とにかく初期費用や月額の固定費を抑えたい、特定のキーワードだけにこだわりがある企業。

中小企業の実務における注意点

格安プランの多くは自動ツールのレポート送付のみで具体的な作業は含まれないことが大半です。また、成果報酬型では「全く売上に繋がらない、検索数の少ないニッチなキーワード」で上位表示されてしまい、成果報酬だけを毎月請求されるというトラブルが多発しています。

タイプ別比較表

タイプ向いている企業実務上の注意点・リスク
SEOコンサル型社内にサイト修正や執筆の実行体制がある企業実装(作業)支援がないと提案だけで止まりやすい
記事制作型コラムやブログを強化してアクセスを増やしたい企業記事を増やすだけでは問い合わせ(CV)に繋がらない
サイト改善型サイトが古く、導線や表示速度に課題がある企業サイトの改修費用が別途かかるケースが多い
総合支援型広告やSNSも含め、Web集客全般を任せたい企業支援範囲が広い分、月額費用が高くなりやすい
内製化支援型中長期的に外注を減らし、社内にノウハウを残したい企業社内担当者が実務を行う時間の確保が必須
格安・成果報酬型予算が非常に限られており、お試しで始めたい企業支援内容が薄い、売れないキーワードで費用が跳ね上がる

SEO会社の費用相場と内訳

SEO会社の費用相場と内訳

SEO会社の費用は月額の総額だけで比較すると実務上必ず失敗します。

なぜなら、同じ「月額30万円」の見積もりであっても、ある会社は「アドバイス(コンサルティング)のみ」であるのに対し、別の会社は「毎月4本の記事制作とサイト改修まで含む」といったように金額に含まれる作業内訳が会社によって全く異なるからです。

Information

金額の数字だけでなく、何がその費用に含まれているのかを確認しましょう。

SEO会社の費用相場

以下に提供される支援内容ごとの実務的な費用相場をまとめました。

支援内容・施策費用相場の目安
SEO初期診断 / サイト現状分析5万 〜 30万円(スポット費用)
SEOコンサルティング(アドバイスのみ)月額 10万 〜 50万円
コンテンツSEO支援(記事作成含む)月額 20万 〜 50万円
SEO記事制作(ライティング代行)1記事あたり 3万 〜 10万円
内部SEO改善・テクニカル施策月額 5万 〜 30万円
サイト構造の改修 / ページ制作数十万 〜 数百万円(一括費用)
総合Webマーケティング支援(広告+SEO)月額 30万 〜 100万円以上
内製化支援 / 社員向け研修月額 10万 〜 30万円

※上記の金額はあくまで一般的な実務上の目安です。実際の費用は対象となるWebサイトの規模、ターゲットとする業界の競合の強さ(難易度)、どこまでSEO会社が手を動かすかの支援範囲によって大きく変動します。

月額費用に含まれる主な作業

SEO会社と定額(リテイナー)契約を結んだ際、毎月の月額費用の中で具体的にどのような実務作業が実行されるのか、あらかじめ以下のチェック項目を確認してください。

月額費用に含まれる主な作業

  • キーワード調査:自社のターゲットが検索する言葉の抽出、検索ボリュームの分析
  • 競合分析:上位表示されているライバルサイトの施策や文字数、構成の調査
  • サイト診断・アクセス解析:GA4やSearch Consoleを使った異常値の検知、順位下落の原因究明
  • 内部SEO改善提案:メタタグの修正指示、内部リンクの再設計、表示速度改善案の提示
  • 記事の企画・構成案作成:新しく執筆する記事の見出し(H2・H3)の設計、狙う意図の設定
  • 記事制作・リライト代行:ライターによる執筆、または既存の順位が伸び悩んでいる記事の加筆修正
  • 月次レポートの作成・定例ミーティング:当月の成果報告と、次月の具体的なアクションプランの議論
作業項目契約・見積もり時に必ず確認すべきこと
キーワード調査どのようなデータやロジック(基準)で狙う言葉を決定するのか
記事制作・リライト毎月何本(何文字)の記事を、誰が執筆し、社内の専門チェックに対応するか
内部SEO改善提案されたコードやタグの修正はSEO会社が直接実装してくれるのか
月次レポート順位の上下だけでなく、アクセス数や問い合わせ(CV)数まで可視化されるか
定例ミーティング月に何回、対面またはオンラインで行うか(誰が参加するか)
サイト改修問い合わせボタン(CTA)の追加などは月額内か、別費用か
CV導線改善アクセスを増やすだけでなく、問い合わせを増やすUI/UXの提案はあるか

月額5万円以下でできること

この価格帯ではSEO会社が個別に時間をかけて自社のサイトを分析したり、オリジナルの記事を執筆したりすることは実務上不可能です。

主な内容は自動ツールの順位チェック結果のレポート送付、簡易的なシステム上のエラー診断、または月に1回メールやチャットで簡単な質問に答えてくれる「アドバイザー」としての関わり方に限定されます。

予算が非常に限られている場合は本格的な外注ではなく、社内の運用のための「スポット診断」や「ツールの利用料」として割り切って使う選択肢となります。

月額10万〜30万円でできること

中小企業が最も検討しやすい、標準的な価格帯です。

サイトの初期SEO診断、主要なキーワードの戦略設計、月に2〜4本程度の記事制作、または既存ページの内部改善、そして毎月のアクセス状況をまとめた月次レポートの送付などが含まれるケースが多いです。

ただし、記事の執筆をどこまで巻き取ってくれるか、サイトへの修正作業を直接代行してくれるかは会社によって対応が分かれるため、「自社側の窓口の手間がどこまで減るか」を事前によく見る必要があります。

月額30万〜50万円以上でできること

戦略の設計から、毎月5〜10本以上のまとまった新規記事制作、過去記事の網羅的なリライト、サイト構造や問い合わせ導線の直接的な改修、そして毎月の対面またはオンラインでの詳細な定例ミーティングまで、SEO対策に必要な一連の実務をフルパッケージで任せられる価格帯です。

BtoB企業や、1件あたりの成約単価が高い高額商材を扱うビジネスであれば、十分に投資回収(黒字化)が見込めるプランとなります。

Danger

ただし、費用が高ければ自動的に成果が出るわけではないため、事前に提示される中間指標(KPI)と具体的な実施スケジュールの妥当性を厳しくチェックする必要があります。

中小企業がSEO会社を選ぶ7つのチェックポイント

中小企業がSEO会社を選ぶ7つのチェックポイント

SEO会社から提示される営業資料や実績の見栄えに惑わされず、自社に最適なパートナーを見極めるための「7つのチェックポイント」を実務目線で解説します。

各項目で確認すべき内容、良い会社・注意すべき会社の特徴をしっかりと押さえてください。

1. 自社と近い業種・規模の実績があるか

有名大企業や数百万PVを誇るポータルサイトの支援実績ばかりを並べている会社が、必ずしも中小企業のSEOを成功させられるとは限りません。

中小企業が確認すべきなのは「自社と似た業種、商材単価、ターゲット(BtoB・BtoC)、地域性」での成功事例を持っているかどうかです。

また、実績を見る際は「順位が何位になったか」だけでなく「問い合わせや売上がどれくらい増えたか」という事業成果まで踏んで確認する必要があります。

良い会社の特徴

会社名そのものは守秘義務で出せなくても、「製造業のBtoBサイトで、認知度の低いニッチな部品のキーワードから年間〇〇件の新規商談を獲得した施策手順」など、自社に置き換えやすい具体的な事例や成果の傾向を提示してくれる。

注意すべき会社

誰もが知っている大企業のロゴだけをスライドに並べ、具体的にどのような施策を行い、どれほど売上に貢献したのかの中身(実務プロセス)を一切説明しない。

実務で使える確認質問例

  • 「弊社と近い業種やビジネスモデルでの支援実績はありますか?」
  • 「これまでに中小企業を支援された際、どのようなKPI(中間指標)を置いて成果を出しましたか?」
  • 「検索順位が上がったこと以外に、実際の問い合わせ数や売上が改善した具体的な事例を教えてください」

2. 施策内容を具体的に説明してくれるか

「独自のノウハウでSEO対策をします」「お任せいただければ順位を上げます」といった抽象的な説明で契約を迫る会社は危険です。

契約前に自社のサイトのどのページを、どのようなキーワードを狙って、どういう順番で改善していくのか、ロードマップを論理的に説明できる会社を選んでください。

良い会社の説明の例

  • 「御社のサイトはサービスページの文字数が少なく強みが伝わっていないため、初期1〜2ヶ月目で既存ページのタイトルと見出し(H2)の構造を最優先で改善します」
  • 「3ヶ月目以降は実際に受注に繋がりやすい『〇〇+費用』といったキーワードを狙ったコラム記事を毎月〇本追加し、Search Consoleのデータを元にリライトを回します」

注意すべき会社の説明の例

  • 「とにかく毎月ブログ記事をたくさん入れれば、ドメインが強くなって全体の順位が上がります」
  • 「弊社のSEO施策はアルゴリズムに関わるため企業秘密ですが、任せていただければ大丈夫です」

3. 順位だけでなく事業成果を見てくれるか

検索順位の向上やアクセス数の増加(PV数の拡大)はあくまで売上を増やすための中間プロセスに過ぎません。

中小企業の限られた予算を投資する以上、最終的な問い合わせ数や商談化率、受注数といった「事業の成果」にコミット、あるいは理解を示してくれる会社かどうかが極めて重要です。SEO会社がどの指標(目盛り)を重視しているかを確認してください。

重視すべき指標実務においてこの指標を見るべき理由
検索順位の推移狙った主要なキーワードで、正しく検索エンジンの評価が上がっているかを定点観測するため
検索流入数(セッション数)サイトへの訪問者が本当に増えているか、無駄なキーワードでの流入になっていないかを見るため
コンバージョン数(CV数)問い合わせ、資料請求、見積もり依頼など、実務的なリードが何件獲得できたかを把握するため
コンバージョン率(CVR)アクセスしてきたユーザーが、あらかじめ設定したフォームページへ到達しているかを見るため
商談化率・受注数SEO経由で集まった問い合わせの「質」が営業現場にとって本当に良いものかを検証するため

4. 記事制作だけでなくサイト改善まで見てくれるか

SEO会社の中には指定されたキーワードでブログ記事を書くだけの「記事制作代行」に近い会社も多く存在します。

しかし、どれほど記事でアクセスを集めても、会社の顔である「サービスページ(商品紹介)」の魅力が足りなかったり、問い合わせボタン(CTA)が分かりにくかったり、フォームの入力項目が多すぎて離脱されてしまっては1件の問い合わせにも繋がりません。

Information

記事の執筆と、サイト構造・導線の改善の両方をワンストップで見られる会社かを確認しましょう。

良い会社の特徴

コンテンツの追加だけでなく、サイト全体の回遊性(内部リンクの設計)や、ユーザーが問い合わせしやすい導線、フォームの使いやすさ(EFO)まで踏み込んだ提案をしてくれる。

注意すべき会社の特徴

「うちは記事を納品するだけなので、サイトの見た目やフォームの修正は御社の制作会社でやってください」と、アクセスから先の受け皿(CV改善)を完全に丸投げする。

実務で使える確認質問例

  • 「記事の執筆だけでなく、既存のサービスページの文章改善や見せ方の提案もやってもらえますか?」
  • 「サイトからの問い合わせを増やすための、導線(CTA)や入力フォームの改善提案はプランに含まれていますか?」
  • 「実際にサイト内のコードやデザインの改修が必要になった場合、その作業費用は月額内ですか、それとも別見積もりですか?」

5. 月次レポートと定例会の内容が明確か

SEO対策は半年〜1年以上の長期にわたる実務になるため、毎月の進捗確認と軌道修正の質が成果を大きく左右します。

毎月送られてくるレポートが、動出力された検索順位の数字の箇条書きだけである会社は、契約後に必ずコミュニケーション不足で形骸化します。

良い会社の特徴

数字の報告だけでなく「今月は何を実施し、それによってどんな変化が起き、次月はどの課題に対してどんな手を打つか、発注側(自社)は何を準備すればいいか」をセットで分かりやすく対話してくれる。

注意すべき会社会社の特徴

レポートをPDFでメール送付してくるだけで、個別の質問や実務に即した改善案のディレクションを行う場(定例ミーティング)が用意されていない。

6. 契約条件・解約条件が明確か

SEOの性質上、初期の戦略設計やサイトの内部改善に多大なパワーがかかるため、多くのSEO会社では「6ヶ月」や「12ヶ月」といった最低契約期間(縛り)を設けています。

これ自体は業界の実務として珍しいことではありませんが、問題なのはその期間の「中途解約のルール」や「違約金の有無」「自動更新のタイミング」が契約書上で曖昧になっているケースです。

良い会社の特徴

契約を締結する前に最低契約期間のリスクや中途解約時の費用、成果が全く出なかった場合の契約の見直し方法について、デメリットも含めて書面と口頭で説明してくれる。

注意すべき会社の特徴

「みなさんこの条件でサインされていますから」と、契約期間や更新の条項の確認を急がせ、解約時の条件についての説明を意図的に避ける。

契約前に必ず確認すべきリーガル・実務項目

  • 最低契約期間は何ヶ月か(例:6ヶ月契約、12ヶ月契約など)
  • 期間中にどうしても解約したい場合、中途解約は可能か(残月分の費用を全額払う必要があるかなど)
  • 解約時に発生する違約金の算出ロジックは明確か
  • 契約期間が満了した際、自動更新されるのか、それとも事前の書面通知必要か/更新を拒否(終了)する場合、何ヶ月前までに申し出る必要があるか(一般的には1ヶ月〜2ヶ月前)
  • 初期費用や月額費用の他に途中で予期せぬ「追加費用」が発生する条件は明記されているか

7. 担当者との相性とコミュニケーション速度

どれほど組織としての実績が豊富なSEO会社であっても、実際に自社のサイトを担当する「フロントの運用担当者」のスキルが低かったり、返信のスピードが極端に遅かったりすれば、実務は絶対に上手くいきません。

また、契約前は知識豊富で頼もしかった「営業マン(役員など)」が、契約成立直後に一歩引き、実務経験の浅い「新入社員や外部のパートナーライター」に一切の連絡窓口を切り替えてしまうというトラブルはSEO業界で非常に多く見られます。

良い会社の特徴

契約後のメイン担当者が初回相談(商談)の段階から同席し、自社の業界への理解度や、専門用語をこちらが分かる言葉に噛み砕いて説明してくれる姿勢を確認できる。

注意すべき会社の特徴

  • チャットの返信に丸2日以上かかる
  • 質問に対して「確認します」のまま放置される
  • 担当者が頻繁に入れ替わり、その都度自社のビジネスモデルの引き継ぎがゼロからやり直しになる

実務で使える確認質問例

  • 「来月から実際に弊社のサイトの分析や実務の窓口を担当してくださる方はどなたになりますか?」
  • 「毎月の定例ミーティングや、日々のチャットでの相談には今お話ししている方も参加していただけますか?」
  • 「日頃の業務連絡はメールですか、それともSlackやChatworkなどのチャットツールに対応していますか?また、平日の返信の目安(スピード)はどれくらいですか?」

初回相談で必ず聞くべき質問リスト

初回相談で必ず聞くべき質問リスト

SEO会社に相談・問い合わせをする際は相手から送られてくる営業資料の説明を受動的に聞くだけで終わらせてはいけません。

発注側(自社)から鋭い質問を投げかけることで、その会社が本当に実務能力を持っているのか、それとも口の上手いだけの営業会社なのかを瞬時に見極めることができます。

初回相談(打ち合わせ)の場で、担当者に対して必ず投げかけるべき具体的な質問をカテゴリ別にまとめました。

実績に関する質問

まずは自社と近い環境での支援実績を深掘りし、他社の成功ノウハウを自社にも応用できる再現性があるかを確認します。

実績に関する質問

  • 「弊社と近い業種、またはBtoB/BtoCといった同等のビジネスモデルでの支援実績はありますか?」
  • 「中小企業の支援経験において、限られた予算のなかでどのような成果を出された事例がありますか?」
  • 「単に検索順位が上がったこと以外に実際の問い合わせ数や売上が改善した具体的な事例を教えてください」
  • 「守秘義務の範囲内で構いませんので、その成功事例では具体的にどのような施策をどの順番で行ったのか教えていただけますか?」

施策内容に関する質問

どのような思想でSEO施策を組み立てているか、現場の泥臭い実務手順を確認します。

施策内容に関する質問

  • 「契約後の初期3ヶ月間(スタートダッシュ期)では具体的に何から手を付け、どのような実務を実施しますか?」
  • 「狙うべきキーワードの選定は検索ボリューム以外にどのような基準・ロジックで行いますか?」
  • 「新規の記事制作と、既存記事の修正(リライト)の割合や重要度をどのように考えて施策を組みますか?」
  • 「内部SEO(タグやコードの改善)が必要になった場合、御社側でどこまで直接修正を対応してもらえますか?」
  • 「現在のサイト構造の改修や、問い合わせボタンの配置変更(UI/UX改善)が必要な場合、対応可能ですか?」
  • 「被リンク(外部対策)に関する施策は行いますか?行う場合、Googleのガイドラインに違反しない安全な方法ですか?」

費用に関する質問

見積もりの総額に惑わされず、後々の追加費用によるトラブルを防ぐための質問です。

費用に関する質問

  • 「提示されている月額費用の中に具体的にどのような作業(記事制作、内部修正など)が含まれていますか?」
  • 「プランに含まれている記事制作費は月に何本分(何文字程度)ですか?」
  • 「提案されたサイト改修(導線変更やフォームの修正など)を実装する場合の費用は月額に含まれますか、それとも別料金ですか?」
  • 「契約時に支払う初期費用(アカウント設定や初期診断代など)は発生しますか?ある場合、何のための費用ですか?」
  • 「運用途中で追加費用やオプション費用が発生するのはどのような条件や作業を依頼したときですか?」
  • 「契約期間の途中で、サイトの成果や進捗に合わせて柔軟にプラン(予算)の変更を行うことは可能ですか?」

レポート・運用に関する質問

契約後に「放置状態」になるのを防ぎ、適切なコミュニケーション体制が取れるかを確認します。

レポート・運用に関する質問

  • 「毎月の月次レポートには検索順位のほか、アクセス数や問い合わせ(CV)数など、どの指標が記載されますか?」
  • 「もし可能であれば、他社様で実際に使用している月次レポートの『サンプル(雛形)』を見せていただけますか?」
  • 「毎月の定例ミーティングは実施されますか?ある場合、オンラインなのか対面なのか、時間はどれくらいですか?」
  • 「毎月の施策内容(執筆するキーワードや修正箇所)は実行前に事前にこちらの承認を得るフローになっていますか?」
  • 「万が一、数ヶ月運用しても全く順位やアクセスなどの成果が出ない場合、どのように原因を究明し、改善を打たれますか?」

契約条件に関する質問

あとで「やめたいのにやめられない」という泥沼のトラブルに巻き込まれないための、極めて重要なリーガル質問です。

契約条件に関する質問

  • 「こちらのプランの『最低契約期間』は何ヶ月に設定されていますか?」
  • 「期間の途中で成果が出ない、あるいは自社の予算事情が変わった場合、中途解約をすることは可能ですか?」
  • 「中途解約をする場合、残月分の違約金やペナルティ費用は発生しますか?」
  • 「契約満了を迎えた際、契約は『自動更新』になりますか?それとも事前に更新の確認をいただけますか?」
  • 「御社に納品していただいた記事、画像、分析資料などの『著作権』や『利用権』は契約終了後も自社に残りますか?」
  • 「GA4(Googleアナリティクス)やSearch Console、WordPressなどの管理権限(パスワード)の所有権はすべて自社側で保持したまま運用できますか?」

提案書・見積書で確認すべきポイント

提案書・見積書で確認すべきポイント

複数のSEO会社から初回相談を終え、実際の提案書や見積書を提示された段階で、それらの資料のどこを重点的にチェックすべきかを解説します。

他社と同じテンプレートを使い回しているだけの提案書や、費用内訳が不透明な見積書を見破るための実務的なポイントです。

提案書で確認すべき項目

提案書を見る際は「自社サイトのためにどれだけ時間をかけて分析してくれたか」という熱量と客観的なデータを確認します。以下の表に沿って、提案内容の妥当性をチェックしてください。

確認項目実務上で見るべきポイント
現状分析の深さツールから自動出力したデータだけでなく、自社サイトの「強み」や「ターゲット」を実際に目視して理解した内容になっているか。
競合分析の精度検索結果(SERPs)で本当にライバルとなっている他社サイトを特定し、自社との差(文字数、コンテンツの質、内部構造)を調べているか。
キーワード戦略単に検索数(ボリューム)が多い言葉だけでなく、自社の売上や問い合わせ(CV)に直結する見込み度の高いキーワードが選ばれているか。
施策の優先順位あれもこれもと詰め込むのではなく「まずここから手を付ける」という初期3ヶ月の具体的な改善ステップが明確か。
実施内容の具体性「コンテンツSEO」「内部改善」といった抽象的な言葉で濁さず、月何本の記事を作り、どのページをどう直すのかが具体的か。
成果指標(KPI)の設定検索順位の上下だけでなく、自社が目的とする問い合わせ数やCVRの向上までを指標の視野に入れているか。
現実的なスケジュール3ヶ月、6ヶ月、1年というタイムラインの中で、いつまでに何を行い、いつ頃から成果が出始めるかの見通しが現実的か。
社内との役割分担「SEO会社が担当する領域(執筆や分析)」と「自社側で対応すべき領域(検収や事実確認)」の境界線が明確に引かれているか。
レポートの報告内容毎月の月次定例会で、どの数値をどのような形式で報告してくれるのか、そのフォーマットが開示されているか。

見積書で確認すべき項目

見積書で最も重要なのは総額ではなく「費用の内訳」がどこまで細かく明記されているかです。以下の表をチェックリストとして活用してください。

確認項目実務上で見るべきポイント
初期費用の有無と中身初期診断費、アカウントの初期設定費、キーワード戦略の策定費など、最初に発生する費用とその理由が明記されているか。
月額費用の内訳毎月支払う固定費の中にコンサルティング料、レポート作成費、定例会費などがどう配分されているか。
記事制作費(コンテンツ費)月額費用の中に何本分の新規記事執筆代が含まれているか。また、追加で記事を依頼する場合の「1本あたりの単価」はいくらか。
リライト(既存記事改善)費順位が伸び悩んでいる過去の記事を修正・加筆する作業は月額に含まれるか、それとも1記事あたりいくらの別料金か。
サイト改修・実装費提案されたタグの修正、導線(CTA)の配置変更、フォームの改善などの「実装作業」は月額内か、それとも制作会社への別発注か。
定例ミーティング費毎月の打ち合わせ(オンライン・対面)への参加費用は月額に含まれているか。回数制限はあるか。
レポート作成費毎月のアクセス解析や Search Console の分析レポート作成費用が、月額内に含まれているか。
追加費用が発生する条件どのような作業を追加で依頼したときに月額以外のスポット費用が発生するのか、その条件が明文化されているか。

注意すべき提案書の特徴

もし、SEO会社から提示された提案書が以下のような特徴を持っていた場合、その会社への発注は慎重に見直す必要があります。

注意すべき提案書の特徴

  • 自社の社名やURLだけを差し替えたような、他社でも通用する使い回しのテンプレート内容である
  • 自社サイトの具体的なアクセス分析や、競合サイトの徹底的な調査データ(現状分析)が載っていない
  • 「とにかく記事を毎月〇本作りましょう」というコンテンツの量(本数)の提示だけで、全体のキーワード戦略がない
  • なぜそのキーワードを最優先で狙うべきなのか、売上にどう繋がるのかの客観的な根拠(データ)が示されていない
  • ユーザーが記事を読んだあとに自社のサービスページや問い合わせフォームへ流れるための「導線改善」の視点が抜けている
  • 見積もり金額の項目が「SEO対策一式:月額〇〇万円」とのみ書かれており、具体的な作業ごとの費用内訳が全く分からない
  • 成果の指標が「特定のキーワードでの順位」だけになっており、問い合わせ数や売上へのコミットメントがない
  • 「今月中に契約いただければ初期費用を無料にします」など、提案内容の吟味をさせずに契約を急がせる文言が目立つ
  • 施策の具体的な手順や中身について、質問しても「ノウハウに関わるので」と抽象的な説明ではぐらかされる

契約前に確認すべきチェックリスト

契約前に確認すべきチェックリスト

SEO会社との契約書(秘密保持契約書や業務委託契約書)に捺印する前に最終確認として活用すべき「実務チェックリスト」です。中小企業の担当者が後々トラブルに巻き込まれないよう、書面上の文言を以下の3つの視点で厳しくチェックしてください。

契約条件のチェックリスト

契約の期間や解約に伴うコスト、追加費用の発生条件がクリアになっているかを確認します。

契約条件のチェックリスト

  • [ ] 最低契約期間は明確に書面へ明記されているか(例:6ヶ月、12ヶ月など)
  • [ ] 期間中の「中途解約」は原則可能か。またはやむえない事情がある場合の解約フローがあるか
  • [ ] 中途解約時の「違約金や残月分の全額支払い義務」の有無、およびその算出ロジックに納得できるか
  • [ ] 契約期間満了後、自動的に更新される仕組み(自動更新)か。拒否する場合は何ヶ月前に申し出るべきか
  • [ ] 初期費用や月額固定費のほかに実務の途中で予期せぬ「追加費用」が発生する条件が明記されているか
  • [ ] 成果が全く出なかった場合の「プランの見直し」や「契約終了」のタイミングがあらかじめ決まっているか
  • [ ] 担当者が変更になった場合、引き継ぎや品質補償に関する社内ルール(取り決め)があるか

成果物・権利関係のチェックリスト

契約が終了したあとに制作されたコンテンツや蓄積されたデータを自社で自由に使い続けられるかという「知財・権利」の確認です。

成果物・権利関係のチェックリスト

  • [ ] 新たに執筆・納品された記事やテキストの「著作権」は検収完了時にすべて自社(発注側)へ移転するか
  • [ ] 記事内で使用されたオリジナルの画像、図表、イラストの「利用権」は契約終了後も担保されるか
  • [ ] 調査段階で作られた「キーワードリスト」や「競合分析資料」はPDFだけでなく元データ(Excel等)で自社に納品されるか
  • [ ] 契約終了後、SEO会社に制作してもらった記事をサイトから消さずに「そのまま公開し続けられるか」
  • [ ] SEO会社が使用する独自のツールやアカウントの管理権限に自社側の資産が縛られていないか
  • [ ] GA4(Googleアナリティクス)やSearch Console、CMS(WordPress等)のマスター権限は常に自社側で保持できているか

運用体制のチェックリスト

契約スタート後の日常的な実務のやり取りにおいて、社内と社外の連携がスムーズに機能するかを確認します。

運用体制のチェックリスト

  • [ ] 契約後に実務の窓口となる「メインの運用担当者」の氏名や経歴、役割が明確になっているか
  • [ ] 「月次レポート」が送られてくる正確なスケジュールや頻度(例:毎月10営業日以内など)が定まっているか
  • [ ] 「定例ミーティング(会議)」の実施頻度、1回あたりの時間、オンラインか対面かの形式が決まっているか
  • [ ] システムの不具合や緊急トラブルが発生した際の「即時連絡先(窓口)」や対応時間が開示されているか
  • [ ] 自社側で記事のチェック(検収)や修正依頼を行うための「社内の担当窓口・確認期間」をあらかじめ確保できているか
  • [ ] 成果が出ない場合、どのタイミング(例:開始4ヶ月目など)で施策を大きく見直すか、中間チェックの時期が決まっているか

契約してはいけない危ないSEO会社の特徴

契約してはいけない危ないSEO会社の特徴

SEO業界には誠実な会社が多数ある一方で、専門知識の乏しい中小企業をターゲットに中身のない施策で高額な費用を請求する悪質な業者(または実力不足の会社)も存在します。

初回相談や提案の段階で、以下のような特徴が1つでも見られた場合はどれほど魅力的な条件であっても契約を避けるべきです。

「必ず1位にできます」と断言する

Googleの検索順位を決めるアルゴリズム(評価基準)は常にアップデートが繰り返されており、その具体的な仕組みの全容は一切公開されていません。また、検索順位は競合サイトの動きや市場の変化といった外部環境にも激しく左右されます。

そのため、どれほどスキルの高いプロのSEO会社であっても、特定のキーワードでの「1位表示」や「検索結果の1枚目(10位以内)へのランクイン」を100%保証することは実務上絶対に不可能です。

危ない理由

成果保証を過度に強く打ち出す会社は「月間に誰も検索していない、売上に全く繋がらないニッチな単語」を勝手に対象キーワードに設定し、「ほら、1位に上がったので成果報酬(または月額固定費)を払ってください」という請求をしてくるトラブルが絶えません。

Danger

安易な「絶対」「確実」という言葉は詐欺的な営業トークであると疑ってください。

施策内容を説明しない

「弊社のSEO対策は最先端のアルゴリズムに基づいているため、具体的な施策内容は企業秘密です」「細かいことは専門的で分からないと思いますので、すべてこちらに一任してください」といった姿勢で、具体的な実務内容をブラックボックス化する会社です。

危ない理由

何を行うか分からないまま契約してしまうと、数ヶ月後に成果が出なかったとき、「本当に作業を行っていたのか」「どこに原因があったのか」の検証や振り返りが一切できなくなります。最悪の場合、自動ツールで生成した低品質なテキストを機械的に流し込んでいるだけというケースもあります。

Danger

発注側が納得し、理解できるレベルまで施策のプロセスを噛み砕いて説明する義務がSEO会社にはあります。

被リンク購入や不自然な外部対策を提案する

「弊社が所有する数千のサテライトサイトから一斉に被リンク(外部からのリンク)を貼るため、短期間で劇的に順位が上がります」といった提案をしてくる会社です。

危ない理由

確かに被リンクはSEOにおいて重要な評価要素の1つですが、機械的に作られた中身のないサイトから大量にリンクを購入する行為(ペイドリンク)はGoogleのガイドラインで厳しく禁止されている不正行為(スパム施策)です。

Danger

こうした不自然な外部対策を行うと、一時的に順位が上がることはあっても、その後Googleからペナルティ(手動による対策)を受け、最悪の場合は自社のホームページが検索結果から完全に削除されて二度と表示されなくなるという致命的な損害を被ります。

異常に安い料金で本格SEOをうたう

「月額数千円〜3万円だけで、御社のサイトのSEO対策をすべて丸投げで対応します」といった、相場を大きく下回る格安の料金設定をアピールするサービスです。

危ない理由

格安サービス自体がすべて悪というわけではありませんが、SEOの実務にはどうしても専門家の人件費(労働時間)が発生します。そのため、異常に安いプランの場合、その中身は「自動ツールが作成した順位チェックシートが毎月メールで1枚届くだけ」であったり、「他社のブログをコピーしたような質の低いテンプレート記事が機械的に投稿されるだけ」であったりすることが大半です。

Danger

安さだけで選ぶと、結果的に何も実務が実行されず、少額の費用を無駄に垂れ流すことになります。

契約を急がせる

「今月中に契約書を交わしていただければ、初期費用の30万円を全額無料にします」「この特別価格でのご案内は本日中の決断が条件となります」など、発注側に考える時間を与えずに即決を迫る会社です。

危ない理由

SEO対策は数ヶ月から1年以上の長期にわたって自社のWeb集客の命運を託す「重要なパートナー選び」です。本来であれば、提案書をじっくりと吟味し、社内での投資回収ラインをシミュレーションし、他社とも相見積もりを取って慎重に選定すべき実務です。

Danger

それを急がせるということは自社の提案内容に自信がないか、他社と比較されると困る裏の事情がある(強引な営業ノルマがあるなど)と判断せざるを得ません。

営業担当と運用担当が別なのに説明がない

商談の場にはSEOの専門知識が豊富で、こちらの質問に対しても非の打ち所がない完璧な回答を返してくる優秀な営業マン(または役員など)がやってきて信頼を勝ち取ります。

しかし、いざ契約書にサインをして実務がスタートした途端、実務の連絡窓口やサイト分析のすべてが、入社したばかりの新入社員や、外部のアルバイトライターに引き継がれてしまうケースです。

危ない理由

組織として営業と運用が分かれていること自体は一般的なビジネスモデルですが、問題なのは「契約後に誰が自社のメイン担当者になり、どの程度のクオリティで実務に伴走してくれるのか」の体制説明が事前に一切ないことです。フロントに立つ担当者の能力が低ければ、どれほど会社として高名であっても、自社のSEO施策は迷走します。

Danger

契約を締結する前に「実際に手を動かして毎月面談をしてくれる担当者は誰なのか」を必ず面合わせしてもらう必要があります。

SEO会社に依頼した後に発注側がやるべきこと

SEO会社に依頼した後に発注側がやるべきこと

SEO対策は契約を結んで費用を支払えば自動的に集客が成功する「丸投げ型」の施策ではありません。外部の専門知識を最大限に活かし、サイトの成果を最短で引き出すためには発注側(自社)も定期的に手を動かし、連携を取り続ける必要があります。

契約スタート後に社内の担当者が実務として必ず行うべき4つのアクションを解説します。

月次レポートを確認する

毎月届く月次レポートを「ただ受け取るだけ」で終わらせてはいけません。記載されている数字の変化(アクセス数、順位、問い合わせ数)を確認し、SEO会社が「今月どの施策を完了し、次月は何を行うか」の方針を必ずチェックしてください。

レポート内の専門用語や分析のロジックで分からない部分があれば、遠慮せずに定例会などで質問し、自社内で現状を把握しておくことが大切です。

Information

また、実際のリアルな件数や実感がズレていないかも、毎月照らし合わせる必要があります。

営業現場の情報を共有する

SEO会社はマーケティングのプロですが、自社の顧客と毎日直接会話をしているわけではありません。「自社のターゲットが何に悩み、どのような言葉で相談してくるか」という一次情報は社内の営業現場にしかありません。

SEO会社へ共有すべき営業情報の例

  • 顧客から商談時によく質問されること、不安に思われている点
  • 自社サービスを選んでくれた顧客の「決め手(強み)」
  • 他社の競合サービスと比較されて負けてしまった「失注理由」
  • 最近の市場の変化や、新しく増えてきた顧客の要望・業界のトレンド

これらのリアルな現場情報をSEO会社へ積極的にフィードバックすることで、狙うべきキーワードの精度が劇的に向上し、検索順位だけでなく「問い合わせの質(成約に繋がりやすいリード)」を改善しやすくなります。

記事やページの確認を滞らせない

SEO会社が執筆したコラム記事の原稿や、新しく作成したページの確認(検収)依頼が届いた際、社内の確認作業を長期間放置してはいけません。

業界としての事実確認(ファクトチェック)や専門知識のチェックは社内で行う必要がありますが、この確認が遅れると、記事の公開スケジュールが後ろ倒しになり、結果としてSEO会社全体の施策スピードが大きく低下します。

「社内で誰が・何日以内に原稿をチェックするか」の期限ルールをあらかじめ決めておき、修正依頼を出す際はバラバラではなく、箇条書き等で1回にまとめて出すと実務がスムーズに進みます。

3ヶ月・6ヶ月単位で見直す

SEO対策は1ヶ月の短期間で一喜一憂する施策ではありませんが、何もチェックせずに放置するのも危険です。実務の進捗を管理するため、以下のような「期間ごとの見直し(振り返り)」を社内で設定してください。

期間ごとの見直し

  • 3ヶ月目のチェック:提案書通りの施策(内部修正や記事公開)が、遅延なくスケジュール通りに「実行」されているかを確認する
  • 6ヶ月目のチェック:主要なキーワードの検索順位、サイト全体の検索流入数、そして目標とする問い合わせ(CV)数に具体的な「変化・兆し」が出始めているかをデータで評価する

もし半年が経過しても全く数値が動いていない場合は狙っているキーワードの選定、記事のコンテンツの質、あるいはサイト内の導線設計のどこかに根本的な原因があるため、SEO会社を交えて施策の大幅な見直し(軌道修正)を行う必要があります。

SEO会社に依頼しても成果が出ない原因

SEO会社に依頼しても成果が出ない原因

高額な費用を払って有名なSEO会社に依頼したにもかかわらず、全く集客の成果が出ないというケースは少なくありません。その原因はSEO会社側の実力不足だけでなく、発注側(自社)の事前の目的設定や関わり方に問題がある場合もあります。

現場で成果が詰まってしまう代表的な5つの原因を、解説します。

目的が曖昧なまま依頼している

「とりあえずSEOを強くして、ホームページのアクセスを増やしたい」という曖昧な目的のまま依頼してしまうパターンです。

前述の通り、会社として「新規の問い合わせを増やしたい」のか「資料ダウンロードを増やしてリード(見込み顧客)を獲得したい」のか「採用サイトへのエントリー数を増やしたい」のかによって、打つべきSEOの戦術は180度変わります。

Danger

目的がボヤけていると、SEO会社も的外れなキーワードで記事を量産することになり、予算だけが消費されていきます。

売上につながらないキーワードを狙っている

検索ボリューム(月間の検索回数)が非常に大きいキーワードで上位表示できたとしても、それが売上に繋がらない言葉であればビジネスとしての意味はありません。

中小企業のSEO実務においてはPV(ページビュー)の多さを競う必要はありません。検索数が少なくても、ユーザーの購入意欲や悩みが深い掛け合わせキーワードを確実に狙い撃ちできているか、施策の足元を確認してください。

記事だけ作ってサービスページを改善していない

SEO会社に言われるがままブログやコラム記事を大量に増やし、サイトへのアクセス数は右肩上がりに伸びているものの、問い合わせが1件も増えないというケースです。

これは流入してきたユーザーを問い合わせへと導く「サイト内部の受け皿(導線改善)」が完全に放置されていることが原因です。集客(流入)と成約(CV)の改善は必ずセットで動かす必要があります。

SEO会社に丸投げしている

「お金を払っているのだから、SEOのことは全てお任せします」と、コミュニケーションを絶ってしまうケースです。

どれほど優秀なSEO会社であっても、自社のビジネスの本質、顧客が本当に喜ぶ自社製品の強み、現場の営業マンが持っているノウハウまでは把握しきれません。

社内からの積極的な情報提供や、納品物の熱意あるチェック(検収)が不足していると、インターネット上の情報をツギハギしただけの「どこにでもある薄いコンテンツ」しか作れなくなり、検索エンジンからもユーザーからも評価されなくなります。

短期間で判断している

「SEO会社と契約して2ヶ月経ったが、問い合わせが全く増えないから解約したい」というように短期間で施策の良し悪しを判断してしまうケースです。

SEO対策は新しく公開した記事が検索エンジンにインデックスされ、評価が安定して順位を上げ始めるまでに最低でも3ヶ月〜半年以上の時間がかかります。

また、既存のWebサイトのドメインの強さや、ライバル企業の強さによっても成果が出るまでの期間は変動します。

「時間がかかる施策である」という共通認識を社内で持ったうえで、焦らずに「実行内容」と「中間指標(順位や流入の伸び)」を追いかける忍耐強さが実務上求められます。

SEO会社選びで使える発注チェックリスト

SEO会社選びで使える発注チェックリスト

SEO会社への問い合わせから契約にいたるまでの各フェーズで、発注側(自社)が確認すべき項目をまとめた実務用のチェックリストです。スプレッドシートやExcel等にコピーして、選定の社内会議やチェックの際にご活用ください。

相談前チェックリスト

問い合わせや初回相談をする前に自社内の意思決定と準備が整っているかを確認します。

チェック項目

  • SEOを通じて最終的に増やしたい成果(問い合わせ、資料請求など)は決まっているか
  • 複数を同時に狙わず、最優先で伸ばしたい商品やサービスを1〜2個に絞っているか
  • 毎月無理なく支払える月額予算の上限、および投資回収のラインを試算しているか
  • 社内のメイン窓口となる担当者、進行管理を行うリソースを確保できているか
  • 納品された記事やコンテンツの専門性・事実確認を行う担当者は決まっているか
  • サイト構造の改修や、導線の変更(WordPressの編集など)が自由にできる体制か
  • 自社のGA4(Googleアナリティクス)やSearch Consoleのログイン権限を確認したか

初回相談チェックリスト

初めてSEO会社と面談(打ち合わせ)をする際、相手の対応力や実力を測るためのチェックです。

チェック項目

  • 自社と同等の業種、商材単価、ビジネスモデルでの支援実績(事例)を聞いたか
  • 契約後の初期3ヶ月間で、具体的に「何から実施するのか」の手順を聞いたか
  • 単なる検索ボリュームの多さだけでなく、売上に繋がるキーワードの選定方法を聞いたか
  • 毎月の記事制作の本数や、どのようなライター体制で執筆するのかを確認したか
  • コンテンツの追加だけでなく、サイト内の構造や内部SEOの改善範囲を確認したか
  • 毎月送られてくる月次レポートの具体的な項目や、定例会の有無について聞いたか
  • 契約が成立した後に実際に自社の実務窓口を担当してくれる運用者を確認したか

提案書・契約前チェックリスト

提示された提案書・見積書を吟味し、契約書に調印する直前のリーガル・実務チェックです。

チェック項目

  • 提案書の中に自社サイトの現状分析や競合サイトの調査データが具体的に載っているか
  • 課題に対して「何から順番に改善を打つか」の優先順位とスケジュールが明確か
  • 見積書の項目が「一式」で濁されておらず、作業ごとの費用内訳が明確に開示されているか
  • 契約書に「最低契約期間(縛り期間)」が何ヶ月に設定されているか明記されているか
  • 期間中の「中途解約の可否」や、解約時に発生する「違約金の条件」を確認したか
  • 運用途中で別料金となる「追加費用(改修費やリライト費)」の発生条件を確認したか
  • 納品された記事の著作権や利用権が、契約終了後も100%自社(発注側)に残るか
  • 月次レポートの送付スケジュールや、定例ミーティングの実施頻度を確認したか

よくある質問

よくある質問

SEO会社への発注を検討している中小企業の経営者や担当者から、実務の現場で特によく寄せられる6つの質問に回答します。

SEO会社に依頼すれば必ず検索順位は上がりますか?

必ず上がると断言することはできません。Googleの検索順位を決めるアルゴリズムは完全非公開であり、日々アップデートが行われています。また、検索順位は競合サイトの動きや市場の変化といった外部環境にも激しく左右されます。

そのため、どれほどスキルの高いプロであっても「100%の順位上昇」を保証することは実務上絶対に不可能です。

もし「絶対に1位にできます」と断言する会社があれば、売上に全く繋がらないニッチなキーワードを狙っているか、強引な営業トークである可能性が高いため注意してください。

ただし、適切な内部改善やユーザーファーストのコンテンツ制作、リライト、導線改善を愚直に継続すれば、中長期的に検索流入や成果が向上する可能性は極めて高くなります。

SEO会社の費用は月額いくらくらいが妥当ですか?

支援のカバー範囲によって変動しますが、中小企業では「月額10万〜50万円」の価格帯が最も多く検討されています。

重要なのは月額の総額だけで選ばないことです。金額の中にキーワードの戦略設計、毎月の記事制作の本数、既存記事のリライト、サイトの内部コード改修、月次レポートの作成、定例会の実施などが「どこまで含まれているか(内訳)」を必ず確認してください

「金額が安いから」という理由だけで選ぶと、実際には自動ツールの順位表が毎月メールで1枚届くだけで、実務の作業は何もしてくれないという失敗に陥ります。

SEO会社とは最低何ヶ月くらい契約すべきですか?

SEOの性質上、成果が出るまでに時間がかかるため、最低でも「3〜6ヶ月」、本格的な評価・投資回収の判断には「6〜12ヶ月」の期間を見るのが業界の実務的な標準です。

新しく公開した記事や改善したページが検索エンジンに正しく評価され、順位やアクセスとして安定するまでには数ヶ月のタイムラグがあります。そのため、短期の1〜2ヶ月で成果を求めようとすると予算の無駄遣いになってしまいます

ただし、長期の契約を締結する場合であっても、契約書内の「中途解約条件」は必ず事前に確認し、3ヶ月ごとに「当初の計画通りに施策が実行されているか」を振り返る中間チェックの場を設けることが大切です。

社内にWebの知識がないため、SEO会社に丸投げしても大丈夫ですか?

完全な「丸投げ」は絶対におすすめしません。成果が出にくくなります。

SEO会社はマーケティングのプロですが、自社の製品の本当の強み、顧客が日常的に抱いている悩み、業界の専門知識、営業現場のノウハウなどは社内の人間でなければ持っていません。

発注側が「お金を払っているのだから」とコミュニケーションを絶ってしまうと、インターネット上の情報をツギハギしただけの薄いコンテンツしか作れなくなります。

SEO会社は業務を丸投げする外注業者ではなく、二人三脚でサイトを育てていく「外部のパートナー」として連携体制を取ることが成功の必須条件です。

月額数万円の格安SEO会社に依頼しても大丈夫でしょうか?

格安サービスがすべて悪いわけではありませんが、過度な期待は禁物です。

月額数千円〜数万円の格安プランの場合、専門家が自社のサイトのために割ける労働時間(人件費)は物理的にごく僅かです。

多くの場合、提供される内容は「簡易的な順位チェックレポートの自動送付」や「テンプレートに沿った簡単なアドバイス」に限定されます。

もし自社の目的が「サイトからの問い合わせや売上を本気で増やしたい」のであれば、戦略設計や具体的な記事執筆、サイトの導線改善までしっかりと手を動かしてくれる、標準的なプランを用意している会社を選ぶべきです。

SEO会社を選ぶとき、複数社に相談(相見積もり)した方がよいですか?

はい、必ず2〜3社の複数社に相談し、提案内容や見積もりを比較検討してください。

相見積もりを取ることで、自社のサイトに対する分析の深さ、提案してくれるキーワード戦略の具体性、費用内訳の透明性、そして担当者とのコミュニケーションの相性を客観的に比較できるようになります。

ただし、その際に「一番価格が安いから」という理由だけで発注先を決定してはいけません。自社のビジネスモデルや集客目的を最も深く理解し、実務に即した具体的な改善施策をロジカルに説明してくれる会社を選ぶことが、失敗を防ぐための最大の防衛策となります。

Information

もしこの記事を読んで「ニュープレスに依頼しよう」と考えてくださっている場合でも、必ず相見積もりをしてください。弊社より良い条件の企業があるかもしれません。

まとめ|SEO会社は「会社名」ではなく「発注前後の対応力」で選ぶ

中小企業がWebサイトからの集客を強化する上で、SEO会社は心心が強い味方となります。しかし、ランキングサイトの順位や、大企業のロゴが並んだ支援実績(会社名)の見栄えだけで発注先を決定してしまうのは実務上非常に危険です。

失敗しないためにはまず問い合わせをする前の段階で、自社がSEOを通じて「何の成果(問い合わせ数や成約数など)」を増やしたいのかの目的を明確にし、優先すべきサービス、無理のない月額予算、社内の窓口体制を整理しておくことが重要です。

SEOは外注して契約を結べば終わりという施策ではありません。社内のビジネスの強みと、外部パートナーの専門ノウハウを掛け合わせ、中長期的に自社サイトを資産として育てていくものです。

発注前の丁寧な準備と、契約前の厳格なチェックリストの確認を行えば、SEO会社選びにおけるミスマッチや失敗は大きく減らせます。。貴社に最適な、信頼できる伴走者を見つけ出してください。

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